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元野犬2頭のシングルマザー。2022年、保護犬の迎え入れを決意。犬とのマイホームを建てるため、都内から郊外に引っ越す。2023年に人生初の犬との生活がスタート。

47歳で初めての犬を迎えることを決意し、都内のタワマンを手放してマイホームを建てたデンママさん。犬と暮らすために、デンママさんが準備したこととは?
目次
- 都内タワマンから田舎に移住。47歳、単身が決意した犬との暮らし
- 「自由な時間はほとんどない」元野犬のデン君・さすけ君と暮らす単身者のリアル
- 「諦めない」が鉄則。単身者がクリアすべき、犬を迎えるための準備
- 愛犬の壁破壊に噛みつき...。心が折れそうなときには誰かに相談を
- 単身×元野犬2匹の壁。愛犬ファーストを保つ、ご自愛と健康ルーティン
- 銀座で買い物より愛犬とキャンプ! 手放したからこそ見えた“本当の幸せ
- 入念な準備&ブレない心が「犬を迎えたい」夢の実現をあとおし
都内タワマンから田舎に移住。47歳、単身が決意した犬との暮らし
一人暮らしだけど、いつかワンちゃんを迎えたい……。
そう願いつつも、「自分一人で最後まで責任を持ってお世話できるだろうか」「実際の生活はどんなものだろう?」といった不安がよぎり、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくないはずです。
今回お話を伺ったデンママさんは、IT企業に勤務しながら、都内のタワーマンションで12年間、一人暮らしを満喫していました。
しかし、デンママさんが47歳の時、コロナ禍を機に「ワンちゃんと暮らす」という長年の夢を叶えることを決意。それまでの生活を手放して自然豊かな郊外に家を建て、現在は元野犬のデン君・さすけ君との新しい日々を楽しんでいます。

今でこそ平穏な暮らしを送るデンママさんですが、単身で、それも元野犬2匹と暮らすことは決して容易なことではありません。
ワンちゃんとの暮らしを実現するために、どんな準備をし、どのようにして壁を乗り越えてきたのでしょうか。デンママさんにお話を伺いました。
「自由な時間はほとんどない」元野犬のデン君・さすけ君と暮らす単身者のリアル

デンママさんの朝は、計2時間の散歩からスタートします。
「朝6時には1匹目を、その後7時からは2匹目の散歩をさせています。その後、ごはんをあげて、自分の朝食を作って......。朝食を頬張りながらPCを開き、仕事を開始しています(笑)」
ふだんは会社員として、在宅ワークをするデンママさん。どんなに忙しくても、デン君とさすけ君との時間を最優先しています。
「デンは、家でもお庭でも排泄をしないので、お昼休憩中にもおしっこをさせるために外に連れ出しています。あと、就業中も仕事を調整して夕方前に散歩に行くときもあります」

週に1〜2回ある出社の日も、デンママさん流のマイルールを設け、なるべく愛犬2匹に負担をかけないよう工夫しています。
「留守の時間が長いと、この子たちにとってストレスになるので、家を空けるのは7時間までと決めています。会議のためだけに出社する日は、それが終わり次第、帰宅することもありますし、どうしても都合がつかないときは信頼しているドッグトレーナーに預けています」
午後6時。デンママさんは仕事を一旦切り上げ、再び2匹の散歩へ出かけます。その後、夕ご飯、お風呂、残りの仕事を終わらせて、午後10時に就寝です。
「平日は、自分の時間はほとんどないですね。でも、仕事の合間の散歩が息抜きになったり、たまにある出社がリフレッシュになったり、いい感じでバランスは取れていると思います」